プロキシ
このタブではプロキシメディアを生成・管理できます。プロキシは重い動画クリップの低解像度コピーで、プレビューやスクラブを軽快にします。編集中のプレビューにはプロキシを使用できますが、書き出しは常に元のメディアを使用します。
タブの特性
- デフォルトで開く: いいえ
- 複数インスタンスの許可: いいえ
開き方
メニューバーの 表示 → ツール → プロキシ から開きます。
プロキシの仕組み
- プロキシはこのタブから手動で生成します。クリップを読み込んだだけでは自動生成されません。
- プロキシ化されるのは動画クリップのみです。静止画と音声はスキップされます。
- プロキシはFFmpeg拡張機能でエンコードされた H.264 (libx264) の
.mp4です。3つの品質プリセットがあります。
| プリセット | 縮小率 | 長辺の上限 |
|---|---|---|
| プロキシ 1/2 | 50% | 1920 px |
| プロキシ 1/4 | 25% | 1280 px |
| プロキシ 1/8 | 12.5% | 960 px |
- ソースファイルのパス・サイズ・更新日時が、そのプロキシのキーになります。いずれかが変わるとプロキシは期限切れになり、再生成するまで未生成として扱われます。同じファイルを参照する複数のクリップ(および複数のプロジェクト)は1つのプロキシを共有します。
- プロキシはマシン全体で共有されるストア(既定: Beutlのホームディレクトリ内の
proxiesフォルダー)に保存されます。ストアがサイズ上限を超えると、Beutlが最も使われていないプロキシから自動的に削除します。ストアの設定はエディタ設定を参照してください。
タブの構成
- ストアの使用状況(上部): プロジェクト / ストア / 上限の使用量。
- クリップ一覧: 開いているプロジェクト内(全シーン)の対象クリップごとに以下を表示します。
- 状態ピル: 準備完了 / 生成中 / 期限切れ / 失敗 / 未生成 / 一部生成
- 品質プリセットのドロップダウン(初期値は設定の「既定のプリセット」)
- 生成 / 再生成 / 削除 ボタンと、生成中のプログレスバー+キャンセルボタン
- ツールバー: 選択項目を生成 / すべて生成 / 選択項目を再生成 / 選択項目を削除 / プロジェクトのプロキシを削除 / 更新。
すべて生成の対象は、1920x1080以上(解像度が不明な場合は32 MB以上)のクリップだけです。それより軽いクリップには、クリップごとの生成ボタンを使用します。対象がない場合は「一括生成のしきい値を満たすクリップがありません」という通知が表示されます。
警告
プロキシストアはマシン全体で共有されます。プロジェクトのプロキシを削除を実行すると、同じソースファイルを参照する他のプロジェクトが使っているプロキシファイルも削除されます。削除前に確認ダイアログで警告されます。
エディタ上でのプロキシ
- タイムラインでは、プロキシ状態のあるクリップの右上に小さな色付きドットが表示されます(準備完了 / 生成中 / 期限切れ / 失敗)。ホバーすると詳細を確認できます。
- プレビューでプロキシを使うかどうかは、「プレビューソース」 オプションで設定します。設定 → エディタ → プロキシメディア またはエディタのプレビュー設定タブで、プロキシ優先(既定)とオリジナル強制を切り替えられます。変更はプロジェクトを再読み込みせずに次のフレームから反映されます。
- プロキシが未生成・期限切れ・一部生成の場合、プレビューは自動的に元のメディアにフォールバックします。
- 書き出しはプロキシを使用しません。 書き出し時に元のファイルが見つからない場合は、プロキシで代替せず、エラーになって書き出しに失敗します。