ゲート
信号が スレッショルド を下回っている間はゲートを閉じて信号を減衰させ、スレッショルドを超えると再び開くノイズゲートです。アタック と リリース でゲートが開閉する速さを、ホールド で信号がスレッショルドを下回ったあともゲートを開いたまま保つ時間を、レンジ でゲートが閉じている間の減衰量を調整します。
ライブラリでの場所
「ライブラリ」 → オーディオエフェクト → ゲート
プロパティ
スレッショルド (dB) (Threshold)
これを下回るとゲートが閉じ、信号を減衰させるレベル。
- 型:
float - 既定値:
-40 - アニメーション: 可
- 範囲:
[-100, 0]
アタック (ms) (Attack)
信号がスレッショルドを超えてからゲートが開くまでの速さ。
- 型:
float - 既定値:
1 - アニメーション: 可
- 範囲:
[0.1, 500]
ホールド (ms) (Hold)
信号がスレッショルドを下回ってからリリースを開始するまで、ゲートを開いたまま保持する時間。
- 型:
float - 既定値:
10 - アニメーション: 可
- 範囲:
[0, 5000]
リリース (ms) (Release)
ホールド時間の経過後にゲートが閉じるまでの速さ。
- 型:
float - 既定値:
100 - アニメーション: 可
- 範囲:
[1, 5000]
レンジ (dB) (Range)
ゲートが閉じている間に適用する減衰量。0 でゲートを無効化し、値が小さいほど強く減衰します。
- 型:
float - 既定値:
-60 - アニメーション: 可
- 範囲:
[-100, 0]
補足
- 検出はピークベースかつチャンネルリンク方式です。全チャンネルで絶対値が最も大きいサンプルから単一のゲイン係数を求めて全チャンネルに適用するため、ステレオの定位が保たれます。
- ピーク検出は平滑化されないため、波形のゼロクロスをまたぐ役割は
ホールドが担います。ホールドが0ms のままだと、リリースが十分に遅くない限り、低域の信号でゲインがその周波数の 2 倍で揺れることがあります。 レンジが0dB のときはゲートが完全に無効になり、平滑化も行わずに信号がそのまま通過します。- ゲートは
レンジの下限から始まります。スレッショルドを一度も超えない曲頭では、無音からフェードインするのではなく、設定した減衰量のまま保たれます。 - デジタル無音の区間は、
スレッショルドを最小の-100dB にしてもゲートは閉じたままです。
使い方
スレッショルド はノイズフロアのすぐ上に設定し、残したい音だけがゲートを開くようにします。アタック を短くするとトランジェントが保たれ、ホールド と リリース を長めにすると、静かな箇所でゲートがばたつくのを防げます。フレーズの合間が完全に無音になって不自然なときは、レンジ を 0 に近づけて背景音を少し残してください。